こんにちは、医学生のしおん@preproshio_medです。
医学部に通いはじめて、「さあ、バイトをしよう。お金を稼ごう!」という人も多いかもしれません。
医学生は他の大学の学生に比べてテスト期間が長いことが多く、また、日々の生活でも学年によっては非常に忙しい傾向にあるので、バイト事情も少し特殊です。
2020年からはコロナウイルス感染症の影響で不特定多数と接する可能性のあるバイトができないという人もいるのではないでしょうか。
僕は、大学1年生の頃からバイトを始め、勤務先やバイトの内容を変えながらもほそぼそと続けています。
バイトのために知っておきたい医学部事情
医学部事情は大学により異なります。以下で紹介する事項があまり当てはまらない大学も中にはあるかもしれません。
先輩からバイトの紹介がもらえる?
個人契約の家庭教師など先輩からバイトを紹介してもらえることもあります。
実験、実習の終わり時間がわからない
基礎の実験や解剖実習、臨床実習など終わりの時間が読めない実験や実習があります。
このため、そのような実験、実習の後に時間の決まったバイトをするのは難しいです。
テスト期間は1ヶ月休みたい
年に数回あるテスト期間は1ヶ月ほど続くこともあります。
この期間、テストに集中するためにはそれと同じ期間、バイトを休む必要があります。
家庭教師
短い時間で稼ぐといえば、まず思い浮かぶのが家庭教師バイトかもしれません。
実際に、医学部生のバイトで人気なのも家庭教師バイトです。
「何のバイトをしているの?」と同級生に聞くとかなりの人からは家庭教師をしているという答えが返ってきます。
家庭教師バイトは、主に90分〜120分程度と短時間働くことが多いです。
また、医学部生は大学受験で猛勉強をしている人が多く、受験勉強に精通してため、知識量はもちろんのこと、中学受験経験者も多いために、家庭教師のご家庭側のニーズに合うような人がたくさんいます。
子どもと年齢の近く、受験勉強の豊富な知識を持った勉強の引率者として医学部生に需要があると考えられます。
家庭教師バイトでは次項で述べる塾の個別指導と同様に、自分のスキルである大学以前の勉強を生かしてバイトを行なえます
そのため、新しく覚えることが少なく、始めやすいバイトかもしれません。
家庭教師は大きく分けて2つあります。
個別契約と会社を通した契約です。
個別契約
個別契約ではその名前の通り、自分で契約をします。
- マージンが取られないため、時給が比較的高い
- 生徒が見つかりにくい
- 代わりがいないため長期休暇などに帰省する際には交渉する必要がある
- トラブルがあった場合に自分で対処しないといけない
といった特徴があります。
この中で最も知っておいて欲しいのは、生徒が見つかりにくいということです。
個別契約はしてしまえば、会社を通す場合とあまり変わらずに、高時給をもらうことができる可能性があります。
しかし、個別契約ということは自分で生徒を探す必要があります。
生徒が見つかれば良いのですが、生徒が見つかるかどうかは運しだいです。
また、周りで個別契約の家庭教師をしていない場合には、どのようにして探したらいいかすらわからないこともあります。
生徒の探し方については、下記の記事にまとめましたので参考にしてください。
https://yurudream.com/2019/05/22/start-katekyo/
会社を通した契約家庭教師の派遣会社
- 生徒が比較的見つかりやすい
- 代役を見つけやすい
- トラブルがあった場合には会社に仲介してもらうこともできる
という特徴があります。
個別契約では生徒を見つけるのに苦労する場合が多いですが、会社を通す場合ですと見つかりやすいです。
また、自分が休みたい場合などには、会社から代役を回してもらうこともできます。
しかし、会社を通しているため、生徒側から支払われる授業料からマージンを持って行かれます。
これが会社を通す際に時給が低く設定されているわけです。
時給が2000円ほどある会社もあります。優良なこともありますが、中には高額教材で儲けている会社もあります。
これは、家庭教師を始める際に、ご家庭に1年分、X十万の教材を売りつけることで、利益を出している会社です。
この会社では、決められた教材で授業をする必要があるので、学校の勉強や受験勉強を自由にできないばかりか、トラブルが発生しやすいため、おすすめできません。
塾の個別指導
塾の個別指導とは、塾に実際に生徒が来て、1対1もしくは1対2などで授業をするバイトです。
家庭教師がご家庭に直接伺うのに対して、塾の個別指導では、塾で直接指導します。
この塾講師は家庭教師に時給こそ劣りますが、
- 代役を見つけやすい
- 塾が利便性の高いところや家の近くにあることが多い
- 連続で数コマ入れれる場合が多い。
- スーツ着用
といった特徴があります。
時給自体は家庭教師と比べると高くないことが多いですが、家庭教師と違い、連続でコマ数を入れることができます。また、生徒や、テストの時の代役も見つかりやすいので、安心して申し込むことができます。
また、電車で移動している人にとっては家庭教師よりも塾講師が向いているかもしれません。自宅は駅から離れていることが多いのに対して、個別指導塾は駅前にあることが多いです。
移動時間が長ければ実質の拘束時間が増えることになるので、利便性が高いところで働けるのは、それだけで選ぶ理由になりますね。
しかし、塾で指導するため、スーツを着用しなければならないところが多いです。
大学から直接行こうと考えれば大学にスーツを持っていくか、来ていく必要があります。
いくら医学部生の多くは大学周辺に住んでいるとはいえ、毎回スーツを着ていき、洗濯するのは少し面倒ですよね。
働こうとしている塾がスーツを着る必要があるのかはしっかりとチェックしましょう。
塾チューター
塾のチューターでは指導がメインではなく
- 質問対応
- 事務
- 成績管理
などを行います。
つまり、塾関係の事務ですね。
塾のチューターでは、他の塾バイトに比べて学力が必要ないため、バリバリ教えるほどの学力は自信がないが、バイトをやるなら塾関係という人には向いています。
また、シフトに自由が利くので、時給は他に比べると安いですが、長時間勤務が可能です。
飲食系バイト
飲食系バイトも実は一定数の人気があります。
飲食はキツいイメージがあるかもしれません。
しかし、飲食系バイトには塾バイトには無いいくつかのメリットがあります。
- まかないがでるとこがある
- クーポン券が配布されるところがある
- シフトの自由が利く
- 接客の経験になる
医学部生は自宅から出て一人暮らしをしている割合が非常に高いです。
そのため食事は自分で用意しなければなりません。
そんな医学生にとってまかないは、貴重なものです。
また、チェーン店などでは
- 食事用のクーポンが配布される
- 社員割引で食べることができる
など、時給以上に食費の軽減にもつながります。
また、社会経験のために一度は接客のバイトをした方がいいと思います。
身近な接客のバイトといえば、飲食です。そのため、お金はある程度欲しい。でもどうせなら社会経験を積めるバイトがしたいという人には飲食がおすすめです。
そして隠された最後のメリットがあります。
医学部は村社会と言われるほどコミュニティが小さい傾向にあります。
これは地方、単科医大ほどより顕著です。
飲食バイトでは、人と接する機会が多くなるため、学校以外の別のコミュニティを形成できます。
大学以外にコミュニティが持てるのは、外の世界を知ることができるので、接客と相まってその後の経験になります。
単発バイト
- 普段の学校の生活でずっとバイトをし続けるのはしんどい
- 長期休暇の期間だけお金を稼ぎたい
という人におすすめなのが単発バイトです。
バイトがしたい…でも、勉強などのことを考えると普段から週に何日も入り続けるのは難しい…という人におすすめです。
単発バイトでは、バイトをしたいと思った日だけ入ることができます
まとめ
バイトには様々な種類があります。
どのような目的でやるのか、どれくらいのペースでやるのか。
交通手段は公共交通機関かそれ以外か、などによっておすすめのバイトが変わってきます。
自分に合うバイトを見つけましょう