この記事は苦しんでいる全ての人向けです。
この記事を読んで少しでも気が楽になれば、現状打開の解決策になればいいなと思っています。
医学部は閉鎖的です。
僕は医学部です!というと医学部以外の人から言われるのは、勉強とか実習が大変そう。ということです。
しかし、医学部に所属している皆さんは、それ以外にも人間関係が大変だと言うと思います。
実際に医学部には人間関係に病む要因が多くあります。
医学部では、価値観が大きく違うことで、度々衝突が起きます。
通常の社会においてももちろん価値観の違いによる衝突はあるのですが、狭い村社会・貧富の差が非常に大きいということがそのことをさらに強めています。
貧富の差が大きい
医学部は貧富の差が激しい学部だとよく言われます。
偏差値の高い大学、学部ではその傾向があるのですが、医学部はお金持ちが多いです。
そのため、金銭感覚が合わないことによる問題が起きます。
奨学金で生活して、授業料免除をもらっている人から、毎月10〜20万以上親からの振込がある人までさまざまにいます。
これは医学生の大会のときや、学校の駐車場に初心者マークの付いた外車が停まっていることからもわかるかもしれません。
医学部では、医学書やiPad、旅行・その他においてかなりのお金が必要になることもあります。
そんなときに、パッと、お金が出せることを前提に考える人と、まずはバイトを何時間するかと考えることから始める人がいます。
お金の余裕は心の余裕につながります。
その初期値に違いがあれば当然心の持ちようも変わってきます。
お金持ちの人は気に病むことがないことでも、お金がない人にとっては1つ1つが重くのしかかることもあるのです。
そのため
なんていうと反感を買います。
お金持ちである人
お金がない人がいるということを、まずは知りましょう。
過度に考慮しすぎる必要はありませんが、旅行や実生活の場面など金銭感覚の近しい人と生活するか、お金を持っていない人のことを考慮しながら生活しましょう。
お金を持っていない人
お金の余裕は心の余裕につながります。お金の余裕がなくなると勉強、生活、人間関係など様々な場面に悪影響を及ぼします。
残念ながらお金を持っていないことは、どうしようもないことなのでどうにかして工面しましょう。
不平等だ…と思っても、どうしようもないことです。
僕も1年の前期に大変苦労しましたが、時間があるときに基盤を整えて安定させることができました。
- 奨学金を借りる
- バイトをする
などして必要な額のお金を用意しましょう
お金がなくなると本当に心を余裕がなくなるので気をつけてください
マウントの嵐
医学部生は進学校出身が多いです。その中でも出身校によって様々な人がいます。
出身校が競争を促し、マウントの取り合いを行なうような高校であると、大学でもそうする傾向があります。
しかし、これは一部の進学校に特有の問題であるため、医学部生の全員がそうというわけではありません
男女が半々くらいいる共学の高校出身であれば、そのようなマウントを取られることに慣れていないこともあります。そんな人が身近な人にマウントを取られ続け、病んでしまうという例もあります。
なので、マウントの取り合いになるようなことはできるだけ避けましょう。
マウントだめ、絶対
コミュニケーション能力
医学部は精神疾患を持った人が多いと言われます。
実際にADHDを始め、様々な疾患を持った人がいます。
大体の医学部では面接がおこなわれますが、このような精神疾患を持っていても弾かれることはそれほど多くありません。
- 独特なリズムを持っておりコミュニケーションができない
- 周囲に気を配らない
- いや、なんでやねんみたいな人
など、他者に対して迷惑をかけても気づかない人、気にしない人が一定数います。
そのような人と日々接していくことで、精神をすり減らして行く人もいます。
以上、3つの解決策として僕が挙げる解決策は
学内に同じ価値観を持った相談できる友達を作る
ということです。
- お金に対する価値観
- マウントを取らないこと
- コミュニケーション能力がある
これらの条件に合致している友達を見つけましょう。
大学内では人間関係によるトラブルが起きがちです。
何かが起きたときに相談に乗れる友達がいるかいないかで心の持ちようが大きく変わってきます。
それほど多くなくても良いので、価値観の合う友達を見つけましょう。
村社会
医学部の多くは人口密集部から離れた場所にキャンパスがあることが多く、村社会のようになっています。
買い物に行けば出かければ誰かに会う。
どこへいっても大学の人に会う……
なんて生活になります。
噂話はすぐに広まり、男女で外を歩いていると「何かあるのではないか?」と噂になります。
一挙一動に気を使うようになり、学内で下手なことができなくなります。
また、噂が必ず正しいものならまだマシなのですが、大体は尾ひれが付きます。
そんな生活をしていくと人間不信になっていく人もいます。
別コミュニティーを作ろう
別コミュニティーを作ることで、常に同じ人と関わるということがなくなります。
また、自分の見識を広げられます。
出る杭は打たれる
医学部では他人と違うことをすると叩かれるということもあります。
人に、地域に、時代にもよるかもしれませんが、そのようなことが起きがちです。
しかし、人と違うことをすることを遠慮する必要はありません。
学生は時間がたくさんあるので積極的に挑戦しましょう。
部活という魔の集団生活?
医学部生の多くは部活動に入ります。
部活に入ること自体にはメリットは多くあるのですが、運動部を中心に医学部の部活はデメリットを抱えていることがあります。
というよりも大体の部活ではデメリットを抱えています。
国体にでるような凄い選手から、大学から始めた初心者までいるため、競技をやる分には、心配は要りません。
しかし、失われた時間を取り戻そうと、かなりの練習量をこなすこともあります。
入る部活・入った部活がそのような部活だったら、よっぽどその競技が好きでなければしんどいですね。
部活のメリット
部活のデメリットを語る前に部活のメリットを紹介します。
- 資料
- OBとの繋がり
- 運動できる
の3つです。
医学部の勉強では資料が重要であり、病院に入る時などのことを考えるとできる限り先輩とのコネクションを作っておきたいです。
そんな目的には部活が適しています。
また、運動不足になりがちな医学生において、部活は良い運動の機会になります。
軍隊のような絶対主義制
医学部の部活では先輩に逆らえないことが多いです。
先輩が右をむけと言ったら右を向き、テスト前に部活の飲み会をやるといえば、その飲み会に参加する必要があります。
また、部活を辞めるときには、先輩全員に謝りに行くという謎の風習を持っているところまであります。
練習や飲み会があるのはいいですが、もっと困ることは、
- テスト前休めない
- お金がかかる
ことです。
医学部では、テスト期間以外にも日常の授業の合間にテストが入ることがあります。このテストは留年に直結するものでなければ軽視され、部活の方が優先という謎の発言をされることもあります。
お金がかかる
お金がかかるということは、お金持ちではない大学生には大幅な負担になります
医学部は県に1つしかないことが多く大学の数自体が少ないため、練習試合や公式戦では遠くに行くことが多いです。
年に公式戦が数回あり、それに加えて練習試合があるため、交通費はかなり高くなります。
これだけでお金の余裕がない人には部活は負担になります。
OBからの支援があることもあります。これによってかかる経費が大幅に減ります。
しかしそれでも高い東・西医体(歯薬)、地方大会などにかかる費用はかなり多いです。
練習や飲み会が負担になったら部活は辞めよう
お金が無理そうだったら大会には参加を辞めよう。それがダメなら部活をやめよう
キャパが足りない
受験勉強と医学部に入ってからの勉強は根本的に異なります。
優秀な人はどちらもできますが、そうでない人は、医学の勉強をどのようにすればいいのか?悩むかもしれません。
授業はフルコマで詰まっており、合間に小テストや試験、実習などが目白押しな医学部ではあっという間に内容が進んでいきます。
また、体調を崩す、精神的に参るなんてことがあれば勉強できなくなり、留年の足音が聞こえてきます。
優秀な人から勉強法や計画法を聞こう。
※ここで依存ではなく、やり方を聞くだけです。
手取り足取り教えてもらうのは嫌がられますし、次の勉強の時にまたできなくなります。
どのように勉強をしているのか、何を使っているのかを聞きましょう。
医学部の恋愛
学内での恋愛の破綻も人間関係に重大な影響を及ぼします。
特に同級生や部内であれば、余計に悪影響を及ぼします。
なので、相手は慎重に選んでください。
時々、恋人と自分だけで世界を完結させている人がいますが、とても危険です。
- 破綻した時に終わる
- 見識が狭まる
どちらをとっても、危険なのがわかると思います
僕が言いたいこと
医学部は非常に生きづらいなあと思います。
相手の能力だけで人をはかったり、マウントを取ったり、弱者を気遣うようなシステムになっていないですよね。
一生懸命資料を作って、一生懸命部活に尽くして、周りの人間関係を取り持って、そんな”真面目”でまともな人から病んでいくという印象を受けます。
しかし、病むことでその先に待っているのは留年です。
そんなことくらいいける
やれよ
なんて言ってくる人は、留年してもボロボロになっても知らんぷりです。
留年する要因は、実は病んでいることというのか大きな割合を占めています。
価値観の合う友達を見つけよう
たくさん見つける必要はない。
ずっと付き合っていけるような友達を見つけよう
持っているものが少ないなら、あるもので勝負しよう
お金や地頭など持っているものが他人より劣っているのなら、それをどう生かすか考えよう。
人は、不平等だし、人によって得意なことは違う。
今いる環境がつらいなら一歩引こう。
自分が頑張らないとダメなんて考えなくていい。
大体のことは代わりの人がどうにかしてくれるし、部活などで努力し続けて辛い想いをする必要はありません。
最低限のことはして、もっと自由に生きよう
外に目を向けてみれば別のことをしている人、特殊な状況の人はたくさんいます。
自由に行動しましょう
自分の状況を哀れんだり、周りの流言にびくびくする必要はありません。
というか、時間がもったいないですよ!
別コミュニティを作ろう
狭い世界でずっと生きているのは勿体無いです。
見識を広げるためにも、精神的な余裕のためにも別コミュニティーを作ろう。
Take it easy.
Where there’s a will , there’s a way .
に尽きるなと思いました。