医学を勉強するためのツールがありふれ、映像授業を手軽に受けられ、iPadという勉強に最適なツールがある現在。
勉強の方法も徐々に変わっています。
CBT,国家試験という医学部の2大テストの対策は、従来は大学単位で申し込んでいました。
- 紙媒体で配られるため、分量がそもそも多い
- 他の時期に買おうとすると高価(x十万)
とデメリットがありました。
しかし、近年ではmedu4やQ-assistの登場によって、個人が映像授業を自由にとれるようになりました。個人でとっても値段が変わらず、時代の流れに沿ったiPadやパソコンといった機器を使いこなしながら授業されます。
medu4とは、医師国家試験のための映像授業のことです。
- 映像授業
- 穴埋め式のレジュメ
- 確認・練習問題
からなり、確認・練習問題では国家試験の過去問が出題されています。
穴埋め式のレジュメは
- 周りに空白がある
- 元々透明の文字が入っている
という特徴があります。
国家試験を控えた高学年の人が授業を受けるだけでなく、低学年・中学年の人もmedu4を取る人が出始めました。臨床医学を習い始める段階で、最初から骨格となる知識をつけることで無駄なく、勉強できるという利点があります。
なので、国家試験用の講座にも関わらず、CBT対策や授業や定期試験の対策などに使われています。
本記事では、臨床を勉強し始める3年生からmedu4を取る理由を説明します。
なぜ早めにやるべきなのか
「えっ、3年生なのに、もう国家試験対策するの?」
と、思われる方もいるかもしれません。
序盤で述べたように、medu4は国家試験対策であると同時に、CBT対策・定期試験などの対策にもなります。また、臨床医学を勉強するための指針としても使えます。
多くの大学では、3年生から臨床医学を勉強し始めて、4年の夏から冬にかけてCBTを受けます。
CBTの直前にはQB CBTを使った勉強をすることになります。
なので、もし予め勉強しておきたい、QB CBTと並行してインプットしたいのなら、それ以前からmedu4を始めることになります。
このように考えると、臨床医学を勉強し始めた3年生が1番良い時期になります。
※1,2年生など、基礎医学を勉強し終えていない状態での受講は効率的でないので推奨していません。
他にも3年生にやるべき理由はいくつかあります。
3年生は時間ある
多くの医学部では、2年生は解剖学や生理学などを中心とした基礎医学の勉強にかなりの時間を取られます。
この忙しさに慣れたせいで、3年生は逆に時間があるように感じると言われます。
もちろん3年生では、臨床医学の勉強以前に薬理学や病理学などの基礎医学(?)の最後の科目を勉強する、実習を行うなどというように若干忙しいような大学もあるかもしれません。
しかし、3年生はキツイ科目/実習が少ない大学が多く、研究室配属などがあり、小テストや中間テストがないこともあります。
このように考えるとかなり時間に余裕が持てているはずです。
時間があるとなると、「何をするか」は十分考慮すべき内容だとは思います。
日本の医学の勉強をしても良いし、遊んでも良いし、部活をしても良い、バイト戦士になっても良い、デートしまくっても良い、プログラミングの勉強をしても、簿記やFPといった勉強をしても良い、僕のようにブログを書いても良い。
時間があるということはそれだけ多くの選択肢を持てます。
そのうちの1つに医学の勉強を効率的に行うということがあるのなら、時期を見計らいながらmedu4をやるのがおすすめです。
基礎医学の先へ
時間がある。
だからやろう。
これが全てではありません。
大体の医学生が2年生で基礎医学をやり終え、3年生では臨床医学が始まります。
そのため、臨床医学の内容を勉強するための知識を一番新鮮な状態で持っている。
これもまた3年生なのです。
- 基礎医学の知識が比較的新鮮
- 大学での授業に並行してやれる
なので、効率的に勉強することができます。
どうせなら、1つの繋がった知識として勉強した方が効率が良いですし、後にも頭に残りやすいので、将来的に考えても利益となります。
解剖学、組織学、生理学などの基礎医学の科目を2年生でやり、そして3年生で忘れ、3年生の臨床医学の科目を一夜漬けして乗り越えて忘れてから、medu4の勉強にいずれ入る……というのは勿体ないです。
必要最低限の知識をつけておく
認定大学になるための、ポリクリの増加。
そして5年次に留学や在学中にUSMLEの受験を検討しているのなら、先に必要最低限の知識をつけておくのがおすすめです。
QBとの連携
CBT対策は、medic media社から出ているQB CBTを使う人がほとんどです。
このQBを極めることが、CBT高得点への近道ですが、このQBをやるために、知識をインプットして体系化させる教材が欲しい。
これにはまさにmedu4が最適です。
基幹教材として最適な理由はmedu4の記事を見て貰えば分かります。
量、質、利便性、この3つの点においてmedu4はQBの前、もしくはQBと並行して使えます。
他の予備校の値段設定との違い
3年生からそのような教材を使うことは先輩方が3年の後期から使用する例が出たためにmedu4を出している人も想定しています。
そのため、複数年プランで購入すると延長料金が安くなるというものが出ています。
※本来は延長料金が5000円必要です。
しかし、3年プランを選択することで、その追加分が実質1年分の延長料金で、2年延長できるようになりました。
また前年度までは、3月末までのような学期制だったのに対して、今年からは購入日から3年間のような年数性に変更になったため、余計に購入しやすくなりました。
同様に出ているQAと比較されることもありますが、4年以上はmedu4と迷うかもしれませんが、延長料金や基幹教材としての使いやすさからして、僕はmedu4一択でした。
QA primeは、内科外科以外の部分を含んでもmedu4よりもかなりお得ですが、更新料金が毎年12000円と割高です。
- (高学年で)medu4をやり終わった人
- medu4で補いきれない分野をしたい人
には向いているのかもしれません。
Q-assistは、実際に使っているわけではないので、これ以上のレビューは控えます
また、新年度の変更版も安価で毎年出るので、高学年になった際にも変更点だけ学ぶことができます。
いつから始めるべきなのか?
僕は2019年の3月の割引セールの時期に「あたらしい内科外科」のみ買いました。
3年プランで契約したので5年生の最後までが受講期間です。
6年生のこの時期にはmedu4のあたらしい内科外科は終わってると思うので購入しました。
- QB国試をやっているにせよ
- USMLEの勉強をしているにせよ
そのような時期までmedu4の内科外科を見続けているというイメージができませんでした。
受講期間≠視聴期間
受講期間=問題演習期間
視聴期間は、とりあえず授業を見終わる期間ではなく、演習が終わる期間を想定すると良いそうです。受講期間が終了すると、medu4のホームページ上での演習もできなくなります。
なので、早めに設定してしまうとそこからは使えなくなります。
とは言っても、後から延長することも可能なので、今はそれほど考えすぎなくても良いと思います。
ここまで早くから医学の勉強をすることを推しておいてなんですが、時間があるからとはいえそれを全て医学の勉強にささげるのも、少し面白みに欠けるかもしれません。
- アメリカの医師国家試験(USMLE)の勉強をする
- 英語の勉強をする
- FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取る
- その他好きなことをやる…
というように自由なことができるのも3年生のよい点です。
自分の生活や勉強の状況と相談しながら、ベストなタイミングを探しましょう。
必見な情報が満載です